【妹のおかげでモテすぎてヤバい。】お嬢様 令嬢 学園もの
妹のおかげでモテすぎてヤバい
春。桜の舞い散る恋の季節の幕開け。 そこに、ただならぬ気合を秘めた男がいた。
浅坂トキヤ。 身だしなみを整え、顔を引き締め、スラリと背筋を伸ばした、なかなかの好青年である。
だが、彼の内面は見た目に反して不安に彩られていた。
それもそのはず、トキヤは本来 内向的な気弱青年。 いわゆるオタク男子だったのだ。
そんな彼が、見違えるほどに格好を気にしだしたのには理由がある。
――そう、それは恋。
春は、恋の季節。 彼は一年前に一目惚れした少女・白取叶 (しらとり かなえ) に恋をして、妹のメグリの地獄のようなトレーニングと猛勉強に耐えて、みごと見栄えのいい外見を手に入れたのだ!
そしてついに、彼女と同じ聖茉莉花学園に編入できたトキヤ。
だが、それでも自信を持つことが出来ない彼に、妹のメグリは秘術の提案をする。
―― 刻廻の儀(こっかいのぎ) ――
浅坂家に伝わる、未来における縁結びの可能性を今の自分に宿すという秘奥義。
それを使えば女性の視線を集めることが出来る、いわゆる ‘モテ期’ になれるのだ。
藁をもすがる思いでその儀式を受けたトキヤは、早速妹のメグリにときめかれたりして効果を実感。
これなら行ける――! そう考えた彼は叶を桜の樹の下に呼び出して、勇気を奮い立たせて告白をした。
だが、叶の返事は―― 何故か 「お友達から始めましょう」 だった。
秘術を用いたトキヤは今やモテモテ状態 。歩いているだけで女子が振り返って噂するほどの注目の的になっている。‘保留’というのはあり得ないはずだったのに!
とりあえずお友達から始めることに納得するトキヤ。 だが……そんな彼には可愛い女の子たちの誘惑が迫ろうとしていた!!
果たしてトキヤは、彼女たちを振り切って純愛を貫くことが出来るのか──!?
感想
良くも悪くもラノベ感が凄い強い作品だった。少し内容変えればラノベに変換可能できる。
こういう作品も増えてきたから嫌悪感はないけど、それにしても少し微妙な出来だった。
イラスト自体は悪くないし、それこそラノベ展開満載で飽きることなく読むことはできる。
ただ、キャラクターを無駄に増やしすぎてつぶし合っている感が強い。凄く勿体ない。
特に好きなキャラが登場回数が少なかったりするとガッカリする。活かしきれなかった感。